菊作りニュース

紋々病

2011.11.11

紋々病と言われているが、キクモンサビダニというダニの一種が加害しています。

 

形態:

雌成虫の体長は0.2mm前後。

淡黄色の細長い体形をしている。 成虫で越冬します。

 

被害:

下位葉に輪紋斑や綿状斑が生じます。

茎にさび症状を生じるものがあります。

葉の若いうちに加害され、のちに加害痕が目立つようになります。

展開を始めた若い葉の裏側の毛が密な部分にいる場合が多いです。

 

発生時期:

5~9月

高温乾燥を好む性質があり、5月頃と秋に多く発生します。

 

防除方法:

早期からの防除が効果的です。

症状のある株からは採穂しない方がよいです。

 

薬剤:

発病後の有効登録薬剤はありませんが、

ハダニ類との同時防除が期待できるため、ハダニ類対策薬剤を定期的に散布します。

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