菊作りニュース

菊の育種の歴史

2012.10.23

菊は8~9世紀ごろ中国より日本に伝えられたされています。
当初は宮中をはじめとする一部の階級層の間で観賞用の花と
ともに薬用として用いられていました。
桃山時代になり、白色の花だけの菊に黄色や桃色と言った
新しい色が生まれてきました。
そして江戸の元禄期に菊は広く庶民の間に普及し、
今日に見られる日本独自の多くの品種が生まれてきたのです。
19世紀に入りこの多様な菊が欧米に渡り、
ヨーロッパでスプレー菊、アメリカではポットマムが生み出され、
日本をはじめとする世界各地で切り花、鉢物や花壇花として改良が進み、
世界三大花のひとつとされる今日の菊が作り上げられたのです。

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