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白さび病

2012.06.20

発生時期

病原名

糸状菌:Puccinia horiana (プッシニア)

症状

 葉の表と裏に白色の小さな斑点が見える。
  →葉裏に寄生し淡褐色のイボ状の隆起が生じる。
 (黄色味を帯びた色が、菌を飛ばす前の色)

発生の仕組み

伝染源: 栽培ギク同志(冬至芽や外部導入の穂木等)

伝染経路:空気、や潅水による菌の飛沫

*適温は10~23℃,最適温は15~20℃,冬胞子堆表面の水分の存在相対湿度90%以上
 (1983山梨県内田,山梨県農試研究報告)

未展開の上位1~5葉に感染しやすい。(1983山梨県内田,山梨県農試研究報告)

▹春季と秋季に降雨が多く、気温20℃前後の圃場で多発しやすい。

▹窒素成分が多く過繁茂になると、菌が寄生しやすくなる。

対策

▹発病葉を除去する。

▹湿潤状態が数時間以上続かないよう、循環扇・暖房機の稼働をさせる。

▹硫黄蒸散器やUV-Bライト(親株のみ)を使用する。*設備の傷み注意

科学的防除

▹ 発病葉を除去し、白さび病有効薬剤を葉裏までしっかりと散布する。

▹ 未発生時期においても、予防剤に殺菌剤の定期散布を行う。

※使用の際は必ず登録内容を確認してください

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